有馬朗人 座長 挨拶

明日の日本のために理科教育の振興を!!

  「地球を考える会」は昨年2月以来、各界の有識者が集まり地球温暖化問題が深刻化する中で、今後の日本の環境・エネルギー問題のあり方、特に原子力発電の重要性などについて意見を交換してまいりました。
  その成果を踏まえ洞爺湖サミットを前に当時の福田首相に、CO2対策のために省エネの推進、新エネルギーの開発促進、原子力発電の推進などを盛り込んだ「第一次提言」を提出いたしました。

― 「ものづくり立国」「科学技術創造立国」推進を ―
   こういった活動を続ける中で教育現場の理科教育の在り方が、余りにも貧弱なものになっていることが浮かび上がってきました。理科教師、実験器具の不足など指摘されてきています。この現場からの改革をしていかなければ今後の日本の科学技術リテラシー(素養)の不足による、原子力発電への偏見、遺伝子組み換えへの拒否反応など冷静な科学的な判断に基づく議論が、将来ともに無くならないという思いが強まってまいりました。

   このため「ものづくり立国」「科学技術創造立国」を推進したいという観点から、教育問題に強い関心をお持ちのパナソニックの中村会長に委員長にお願いして「地球を考える会」の分科会として、「理科教育ルネッサンス」を立ち上げ、教育関係者、経済界、学者などにお集まり頂きスタートすることに致しました。

― 教育現場での理科教育の充実を目指す ―
  文部科学省も新年度から、学習指導要領を改訂し新たに「原子力・放射線」の教育を盛り込み、授業時間数、実験の増加など理科教育充実のために踏み出したところです。これに合わせてこの「理科教育ルネッサンス」では、新学習指導要領を生かすために政府へ予算措置をもとめる「理科教育充実のための提言」を出したいと考えております。