<基調講演> 第10回会合 毎日新聞 科学環境部 元村 有希子 記者
     
   
 

 

 
 

第10回会合(2月26日開催)基調講演は、毎日新聞科学環境部 元村 有希子 記者による「文理の壁」。毎日新聞に連載中の「理系白書」取材キャップとして活躍する元村記者は、独自の視点から理系出身者の社会的現状を追い続け、日本科学ジャーナリスト会議から第一回科学ジャーナリスト大賞(2006)を受けている。
元村記者は、理系の人材が支えているにも関わらず、文系出身者が社会的優位に立つ『技術立国・日本』の実態について講演。「理系白書」で明らかにしてきた、賃金や昇進などの面で「報われない」理系出身者の現状が、日本人の理科離れを助長していると示唆した。
また、文系・理系という2つの文化の間に横たわる相互不信と無理解の壁が社会的損失を生むと指摘。社会的イノベーションには多様な視点と価値観の相乗効果が必要であるとして、文理を隔てる一因となっている大学受験制度の改革と、社会的/科学的リテラシーを備えた「賢い市民」を育てる教育の必要性を強調した。

 
 

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