<基調講演> 第23回会合「二年間の文部科学行政を振り返って
『今後の科学・理科教育、防災のあり方への提言』」  鈴木 寛 参議院議員

     
     
 

 

 
 

第23回会合(12月12日開催)では、前文部科学副大臣、鈴木 寛 参議院議員が、2年間に渡る文部科学行政を振り返り、「今後の科学・理科教育、防災のあり方への提言」と題した基調講演を行った。
鈴木議員はまず、マニフェストで掲げた「コンクリートから人へ」のスローガン通り、資材費の大きな公共事業を減らし、人件費が主となる教育・社会保障等に予算を多く配分する事によって経済構造の変革に取り組んだ結果、教育・医療分野などで13万人の雇用を生んだと報告。 この2年間最も力を注いだという科学分野の振興策では、科学研究費の増額と基金化、若手研究者の支援といった研究者に対する支援策に加え、理数系の才能に秀でた中学生~大学生の活動振興を狙った「サイエンス・インカレ」「科学の甲子園」の開催、産業界で活躍できる人材育成を目指す「リーディン大学院」の開設などを実現させた。
事業仕分けで話題になったスーパーコンピューターの開発については、俎上にのせたことによって方向性が再吟味され、スタンドアローン型からクラウドへの転換を遂げた上、新しい形で世界第一位の性能を獲得した、と仕分けの効果を振り返った。
また、日本の大学教育の問題点として、文系分野の大学院進学率の低さと研究水準の停滞を挙げ、「自然科学」とその研究成果を社会に結びつけていく「社会科学」「人文科学」は、三位一体の向上が必要だと強調。私学文系の大学受験にも理数科目を盛り込み、総合的なリテラシーを継続して身に付けさせるべきだと述べた。
鈴木議員の2年間の意欲的な取り組みに対して、参加者からは労いと感謝の言葉が贈られ、今後の活動に期待する声が多く上がった。

 
 




動画議事録一覧へ